実験目的
大梁と小梁の接合部において,小梁の反対側に設けられるスチフナーによって荷重と大梁・小梁の破壊の変形を検討する。
実験方法
図5.1に模型の概要図を示す。大梁をH-110×75×3×5 L=500mmとし,小梁をH-64×30×2×3 L=200mmとし,スチレンボードを用いて構成した。小梁の端部にはスチフナーが接合されるが,この接合部の破壊を防ぐために小梁のウェブと同一部材にした。小梁の反対側にスチフナー有りを試験体1,スチフナー無しを試験体2とした。また,大梁端部はピン接合とするため土台にブックスタンドを使い,小梁の長さ200mmのところにばねばかりをつけ,下方向に引っ張り大梁の破壊を見る。
また,測定位置ABの長さをはかり,大梁のフランジの浮き方を見る。試験体写真にに模型写真を示す。
試験体1は14Nの力が加わったところで小梁の接合部が破壊した。試験体2は12Nが加わったところで小梁の接合部が破壊した。 測定位置ABの変化はスチフナー無しの場合は,2.0mmであり,スチフナー有りの場合は,1.5mmであった。破壊後写真には試験体の破壊時の写真を示す。
スチフナーの有無での荷重と破壊形状に大きな違いが見られなかった。模型の精度や付加の方法により正確なデータを取ることが出来なかった。
考察
実験結果